樹齢千年の御神木と日本武尊ゆかりの地「熊野皇大神社」を訪ねて。ついに「34MANの日本神話の旅」が始まった!

熊野皇大神社

県道133号を北東に進み、軽井沢町内から閑静な別荘地を抜け、急勾配の坂を車でひたすら登った先に今回の目的地である熊野皇大神社が見えてきた。

熊野皇大神社入口

由緒ある熊野皇大神社もさることながら、神社の登り口には、中山道を行き来する旅人の力の源となった力餅の店が何件か点在している。

創業300年以上の老舗「元祖力餅しげのや」には、たくさんの観光客がいたため、僕は神社の入り口から少し離れた「力餅見晴亭」に車を駐車させてもらった。(※ 力餅については後ほど、改めて書くことにする)

力餅見晴亭

熊野皇大神社と碓氷権現熊野神社

「力餅見晴亭」から徒歩1分、「熊野皇大神社」の立派な看板が見えてきた。

熊野皇大神社看板

日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の伝説の地として有名なこともさることながら、全国的にも珍しく、県境に位置する神社でも知られている。

県境

境内に向かって左側が長野県の「熊野皇大神社」で、右側が群馬県の「碓氷権現熊野神社」となっている。

長野県と群馬県

清らかな水が流れる手水舎で身を清めて後、鳥居の前で脱帽のうえ一礼して、いよいよ境内に入った。

手水舎

早速、急な石畳の階段に遭遇することとなるが、鳥居をくぐった瞬間から青々とした木々の美しさと、歴史ある佇まいに息を飲まれ、僕はその場に数分間立ちつくした。

境内

階段の脇に目をやると、そこには珍しい狛犬が両脇に座ってこちらも見ていた。なんだか愛嬌があり愛くるしい狛犬である。

狛犬

室町時代中期の作と伝えられる、長野県内で最も古い狛犬のようで、軽井沢町文化財にもなっている。

狛犬看板

境内中央の門には「熊野皇大神社」と書かれた立派な扁額が飾られていた。

扁額

こちらは扁額アップの写真。

扁額アップ

ここにも石畳に県境であることが示されていた。

県境の表示

こう見ると、拝殿のほぼ中央に県境が通っており、他の神社では体験できない不思議な感覚を味わうことができる。

拝殿

前述の通り、拝殿に向かって左側が長野県の「熊野皇大神社」で、右側が群馬県の「碓氷権現熊野神社」になっている。

拝殿も別れている

御祭神も本宮、新宮、那智宮に分かれており、本宮にはイザナミノミコトとヤマトタケルノミコトが祀られている。

祭神

もちろん授与所も長野県側と群馬県側にそれぞれ分かれている。

長野県側の「熊野皇大神社」

授与所

群馬県側の「碓氷権現熊野神社」

群馬県側の授与所

縁結びと開運にご利益がある「しなの木」へ

一通り参拝を済ませた後、「熊野皇大神社」の御神木である「しなの木」に歩を進めた。

樹齢約1,000年の御神木には見るものを畏怖させるもの凄いパワーがある。この「しなの木」が信濃の国、つまり長野県の語源であると言い伝えられており、縁結びや開運にご利益があると深く信仰されている。

しなの木

御神木の中央にハートがあるのだから、そのご利益は間違いなさそうだ。それにしても本当に神々しい御神木である。

ハート

運矢で運試し

ちなみに、この御神木の裏手には運矢というちょっとしたアトラクション的な楽しみがある。

運矢

この運矢を、崖の下にある正方形の井戸のような穴に入れて運試しをするわけだ。

穴に入れる

なかなかの飛距離を出さないと難しそうだが、せっかくここまで来たのだから運試しに僕も試してみることにした。

運試し

矢はかなり軽い作りとなっているので、全力で投げないと届かないだろう…

矢

狙いを定め意を決して矢を投げたが…

結果、穴の手前約50センチに落下した。次に訪れた時にぜひ成功させたい。

失敗

日本武尊の”あづまはや”

群馬県側の「碓氷権現熊野神社」の裏手には日本武尊「吾妻者椰(あづまはや)」詠嘆の地の看板が設置されていた。

あづまはや

日本武尊が旅の途中で荒海を沈めるために犠牲となったオトタチバナヒメを偲んで詠ったのがこの「吾妻者椰(あづまはや)」である。意味は現代風にすると「我が妻よ…」となり、この歌を日本武尊は碓氷峠の山頂で、寂しげに3回嘆かれたと言う。

日本武尊

さらにその奥には「伊達政宗の発句」の看板も建てられていた。慶長19年4月末にこの峠で政宗は、「夏木立 花は薄井の峠かな」と詠んだという。

伊達政宗の看板

名物の力餅

2時間ほどたっぷり「熊野皇大神社」を楽しませてもらったので、神社を降って「力餅見晴亭」で一息つかせてもらった。「しげのや」と違いこちらの「見晴亭」は、あまり混雑しておらず、実にゆったりと過ごすことができた。

力餅

「見晴亭」という名前だけあって、テラス席からの眺めも素晴らしい。

見晴亭からの眺め

ここまで来たのだから名物の力餅を注文してみた。これで1皿500円である。

力餅あんこ

かなり伸びる餅だ。力餅というぐらいだから腰のある餅を勝手に想像していた。

伸びる

正直あまり期待はしていなかったが、食べた瞬間、餅のなめらかさに驚いた!

口の中でとろりと溶ける感覚と甘いつぶあんが最高にマッチングする。

例えるならば伊勢名物の赤福のようだな餅だと感じた。僕は赤福が大好きだから「見晴亭」の力餅は最高に旨かった(笑)

おいしい

帰り際、店の棚に目をやると何やら見たことがある人物の写真が飾られていた。これって、あのジョンレノンですよね?お店の人には確認しませんでしたので、間違っていたらごめんなさい。

ジョンレノン

ちなみに「元祖力餅しげのや」の方にも数々の有名人の写真がディスプレイされていた。

しげのや

中でも驚いたのは、秋篠宮殿下が何度も「しげのや」にいらっしゃっているであろうということだ。

秋篠宮殿下

もちろん秋篠宮殿下と紀子殿下のツーショットもあった。おそらく秋篠宮殿下も「熊野皇大神社」をご参拝されたことだろうと推測できる。何と縁起の良い神社であろう!ますます「熊野皇大神社」の虜になりそうである。

秋篠宮殿下と紀子殿下

御朱印

ちなみに今回から神社を巡る度に御朱印をいただくことにした。この「熊野皇大神社」で初めての御朱印帳を手に入れ、さっそく御朱印を頂いて来た。

熊野皇大神社の御朱印帳

ちなみにこちらが「熊野皇大神社」の御朱印で、

熊野皇大神社の御朱印

こちらが「碓氷権現熊野神社」の御朱印である。

熊野神社の御朱印

御朱印も長野県側の「熊野皇大神社」と、群馬県側の「碓氷権現熊野神社」で違うので、御朱印を集めている方は忘れずに両方の神社で頂くようにしましょう。

さいごに

「旅人34MANの日本神話の旅」第1回目は、日本武尊ゆかりの「熊野皇大神社」をルポさせて頂きました。これからも全国各地の日本神話ゆかりの地を訪ね歩いては記事にしていきたいと思います。次回はいつになるか決まっていませんが、日本神話好きの方はぜひチェックして下さいね。

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