34MAN会社を休職する。消すか消えるかの瀬戸際で...

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会社 休職

2012年の春に見た夜桜を、僕は一生忘れてることはないだろう。小高い丘を登った公園に満開に咲き誇る桜を見て、僕は一人こう思った。『明日になるのが怖い、このまま永遠に今夜が続けばいいのに…』と。いい歳した大人が、朝目覚めるのが怖いなんて、情けなくて口が裂けても妻に言えやしない。今思い出しただけでも吐きそうになる懐かしい春です。

会社員としてのゴールデン期間

入社してから約6年間は、会社員としてまさにゴールデン期間でした。現在では34MAN(ミシマン)とかいう、ふざけたニックネームで活動するまでになっていますが、当時はクソがつくほど真面目で、誰よりも努力家で、営業成績もトップクラスでした。上司ウケも良く、いわゆる出世街道ってヤツを走ってる実感がありました。入社して1年くらい経って結婚もし、公私共に最高に順調といったところです。

とにかく、その当時の僕の頭の中は仕事が8割で、人よりも頑張って早く結果を出したいと漠然と思っていました。『偉くなって周りから尊敬されたい』とか、『人に一目置かれるような男になりたい』なんていう妄想ちっくなことまで考えていたのです。そのためには、とにかくガンガンと良い成績を叩き出して、その会社で最も出世コースの人材が集まるスター部署に行くことを目標にしていました。

転勤とともに転落が始まる…

てなわけで、念願叶ってスター部署に行くことになった僕ですが、皆さんの予想通り、ここであっさりと挫折してしまう結果となりました。今まで本当に頑張ってきたのに、意外と心が折れるのって簡単なものなんです。『まさかお前が…』って人ほど、もろいもんです(笑)

で一体何があったの?って感じですよね。これも良くあるパターンですが、転勤先の部署でパワハラにあって出勤できなくなってしまったのです。今考えると、普通の精神状態だったら耐えられたかもしれないと思いますが、当時は転勤したばかりで慣れないところに、深夜までの長時間労働と休日出勤、そして仕事終わりの昇進試験勉強と、毎日ヘトヘトでクッタクタの状態でした。

そこにきて、出勤すれば毎日のように人前で立たされて、上司から『お前日本人じゃないみたいだな!』(← どういう意図で言っているのか意味不明)とか、『お前死ぬんじゃねぇの?』(← 明らかにバカにしてる)などなどの言葉責めをくらうわけです。プライドもズタズタです。さらに周りは見て見ぬふりです。輝かしい場所だと思っていたスター部署の幻想は、たった数ヶ月でもろくも崩れ去ったのです。

一筋の光がさしたかに見えたが…

一筋の光

でも僕には守るべき家族がいました。妻と妻のお腹の中にいる赤ちゃんです。世の中の全ての旦那さんが家族を守るために必死で働くように、僕もとにかく我慢して弱音を吐かずに頑張ろうと決心しました。何とか職場で明るく振舞おうと、いつも笑顔を絶やさず、そして、毎朝誰よりも早く出勤して掃除や整理整頓をするようにしました。

そうこうしているうちに、新しい場所でも僕を慕ってくれるお客様ができ始めました。『もしかしたらイケるかもしれない!』と、ちょっとだけ希望を抱いた矢先、そのお客様と僕との信頼関係が崩壊する出来事が起こりました。またしても例の上司が原因です。

その上司はよく『勉強のためだ』と言い、何度も何度も社内書類を書き直させるという行為(嫌がらせ?)をしてきました。誤字も脱字もなく内容も正しいのに、『言い回しが気に入らない』とか言う理由で書き直しを指示してくるのです。その時もお客様との約束があるにも関わらず、何度も何度も『文章の表現が気に入らない』と書類を突き返してきました。

僕は何度も『お客様との待ち合わせがある』と伝えましたが、一度火が付くと止められないのが、この上司です。今考えると、僕ももっと強く言うべきでしたが、それが原因で僕は、そのお客様を長時間待たせてしまったのです。当然のことながら、僕とそのお客様との信頼関係は破綻してしまいました。一筋の光を絶たれるということは人間にとって、かなりショックなことです。

消すか消えるかの瀬戸際で…

その数日後、さらに例の上司はある日突然『この仕事お前に任せるわ』と言い、分厚い書類を渡してきました。それは長年誰も手を付けられずに放置されていた、いわゆるブラックな案件で、転勤したばかりの僕には片付けられないレベルの仕事でした。(← 法に触れるとかじゃなく、クレーム的な要素のブラックです)

渡された瞬間、僕は『責任を押し付ける気だ』と一瞬で悟りました。口では勉強のためだと、もっともらしいこと言ってましたが、僕は本能的にヤバイと直感しました。この件を別の上司に相談するも、『頑張るしかない』との一点張りで、もはや自分では手も足も出ず、どうすることも出来きない状況に追い込まれてしまったのです。僕の精神状態は…

ヤツを消すか自分が消えるか!?

の瀬戸際まで来ていたのてす。そんな思いを抱きながらも何とかギリギリの状態で出勤する日々が続きましたが、数日経ったある朝のこと、いつものように歩いて出勤していたところ、会社の入り口が自分の視界に入った途端、その場で一歩も動けなくなってしまったのです。

こうして僕は人生で初めて休職することになりました…。

ルアンパバーン

町自体が世界遺産に登録されている。ナイトマーケットでは、アクセサリーや小物など、様々な商品が軒を連ねている。どこかノスタルジックな雰囲気は、一瞬で僕らを別世界にいざなってくれるだろう。